小屋と離れの設計

家具以上、リノベ以下、空間のテーブルを作る

家具は、消耗品??

家具とは。

椅子、テーブル、箪笥、ソファー、など。沢山の種類があります。

書類や本を入れるような家具を僕らは箱物家具と呼びます。

 

嫁入り道具として使われた、重厚で、実用に長けた家具は、あまり見ることが少なくなりました。住まいの設計をしていると、こんなことを良く聞きます

「あの箪笥は捨てられないけども実際は使っていないんだよね。」

「なんで捨てられないの、良いじゃん使ってないなら捨てれば!」

「えっ忘れたの!!!私の嫁入り道具だよ!!!!」家具を修理して使う事も少なくなりました。家具は、もはや消耗品なのか!!そんな感じになります。

価格に驚き。

箱物家具は、本当にローコストで売られています。もうびっくりするくらいです!そんな価格になれてしまった人が、手作り家具の値段を見たらびっくりしてしまう事でしょう。これでは世の中の家具屋さんも大変になってしまいます。家具に限らず、手に職のある技術者の力を発揮できる環境は少なくなっています

消費者と生産者の現実考える

ただ嘆くだけでは意味がありません。

逆を考えてみると、今まで高級であった家具が、身近なものになりました。今まで買えなかった人が買えるようになった。価格が下がることはそういう意味合いもあります。僕だって高いより安い方がいいです。ただ安物は嫌いです!だから生産者は嘆くだけではだめです。ローコストに負けない価値を見出す必要があります。

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家具を空間の一部として制作する

家具以上、リノベ―ション以下。

家具単体で作るのではなく、空間の一部。リノベーションほど大げさではないけども、空間の一部。

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今回テーブルの天板を制作しています。

無垢の天板を使えばとてもカッコいいです。とても味わいがあります。そんなことは誰でも知っています。無垢の天板に負けない無垢の材料でテーブルを作る。

簡単なアイディアです

今回はフローリングでテーブルを制作しました。

使った材料は、そこで使った無垢のフローリング。そのテーブルはその場所にマッチします。だってそうですよね!!そこの材料を使っているのだから!!

簡単だけどもその空間には特別。

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塗装は、今回はオスモを利用。オスモは最近はホームセンターでも見かけることができます。自然塗料の代表的なものですが、ちょっと匂いがするというのが実感です。少し高価な商材です。あと塗料の伸びと、乾きには不満が残るのですが、DIYでは良いかもしれません。空間と家具の一体化。僕たちができる空間づくり。

君の切った木材は、いろんな形になったよ!さよなら丸鋸

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今回の制作で、丸鋸の寿命が来ました。

道具は電動工具であっても愛着が生まれます。

持った時のフィーリングや、クセなど感じてきます。

この丸鋸は機動性が良いように、充電式になっています。

多少パワーに劣るのですが、それでも良く頑張ってくれました。

ありがとう