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建築家の作品は、かっこいい
建築家の住宅はかっこいい。これは、大抵の建築家の作品であればそう思います。多くの作品は、その建築家さんの想いが詰まって大変かっこいいと思います。普通の工務店さんや建売住宅との違いをいくつか挙げてみましょう
①シュッとしている
いきなり、感覚的な言葉から入りましたが、野暮ったくないのが特徴です。野暮ったくないというのは、薄いとか、とんがっているというわけではありません。太く材料を使っても、スマートに設計されています。無駄な線が無いという感じです。
②ワッと驚く
サプライズをどこかに設けることが多いのです。たとえば、そこを曲がったら天窓から光が差していた。地窓から、坪庭が見える。大きなリビング。などなど。サプライズ=特徴を持たせることが多いのです。
③あんまり見たことない形状。
外観はシンプルを追求するか、コテコテにデザインするか。品よくスマートに構成するか。このどれかだと思います。
カッコいいと、欲しいは違う。建築家の作品をそのまま真似てはダメ
建築家の作品はかっこいいですが、それが欲しいとなると少し話が違ってきます。やはり住まいは、とても主観的なので、欲しいと思う事とかっこいいと思う事は違うのです。だから建築家の作品をそのまま真似るのは失敗します。
そもそも、そのかっこいい建物は、建築家と、お施主様の共同作品。そのデザインの価値を享受できるのは、建てた人の想いがあるからこそ
だから作品だけ見ても、あまり意味がありません。
建築家に、どうしてこのデザインになったのか聞くことがポイント
その建築が出来ているという事は、なにかしら、建築家のコンセプトがあるはずです。
奇抜に思えるデザインでも、発想は、お施主様の些細な一言であったりもします。デザインは、かっこいいからと言ってできるものではなく、何かしら意味があります。その意味がデザインの価値を見出しています
賃貸なら、入居者が増えるようなデザイン。エコ住宅ならこれから20年先を見越したデザイン。将来は田舎に帰るから住み替え前提のデザイン。増築、減築前提のデザイン。。。。
建築家の住宅の作品が出来上がる過程こそ、皆さんの住まいづくりの役に立ちます。
もし、建築家と話す機会があったら聞いてみましょう。
どうしてこのデザインができたのですか?