小屋と離れの設計

狭小住宅の間取り図は、一般的に上に伸びる平面形状

狭小住宅は一般的に狭小地と言われる場所に建築されます。その場合の狭小住宅は、2階建て、3階建てとなり、各階1部屋という事も、ざらではございません。狭小であっても平屋の住宅を建てる事は贅沢であります。

間取り図のポイント

狭小の平屋の場合、間取りは以下のポイントを注意しましょう

1、1LDKか、2LDKを目指す
2、部屋の要素は”兼ねる”
3、廊下は無くす

各部屋数を、極力少なくすることは大切な要素。小さく数多くの部屋でなく、様々な部屋を兼ねることは大切。例えば リビングと、客間と、書斎と、玄関は兼ねる。などそして、廊下を無くす。この為にも、LDKと玄関は一緒の方が、小さく作る事が出来ます。常にリビングから各室へアプローチする事も面積効率を良くしてくれます。このような方法は設計上、珍し方法ではありませんが、実際生活を考えますと意外と難しいのです。

廊下がある理由、わかりますか?

廊下というのは、各部屋へつながる緩衝地帯となり、プライバシーの保護の役割も果たしてくれます。
小さな家の中で、そういったスペースを確保することは難しくなってまいります。
廊下のスペースをなくしつつ、プライバシーの確保をすることがデザインのポイントとなってきます。
結果、間取り図として現れる名前は少なくなり、小さな居心地のよい場所~~スペースのような空間ができるようになります。一方、狭小住宅の間取りで、廊下をなくすことは現実的にはなかなか受け入れがたいものでもあります。この場合間取り図の中でしっかり人の歩くスペースを確保しておくことが、廊下をなくすポイントになってきます。

たとえば、ソファーの後ろを空けておく、
キッチンの冷蔵庫は奥に設置しないなど。
テレビの前は歩かないように家具をレイアウトする。
玄関の空間と、LDKは衝立一つで間仕切りされている。

人の歩く部分をマーカーで線を書きながら間取り図を作成することも良い方法です。

敷地が広いときは間取りの余白をデザインする。 離れを有効に使う。

一般的に狭小住宅の場合、土地が狭いことが一般的です。子供が巣立ち、家族が少なくなる経緯で、家を大きくする必要はなくなります。郊外であっても小屋のように小さく家を建てるということも今後増えてくるでしょう。

敷地が広く小さく家を建て、大きな庭に囲まれるというのも大変贅沢な過ごし方だと思います

住まいは、家と共に、庭も大変大きな要素になります。家と敷地との間に庭があります。
この庭を有効に使う事も大切な狭小住宅で豊かに過ごすポイント。

庭を囲めば、そこは中庭。家と離れの隙間は、坪庭が出来ます。

こうやって隙間を作り出すと豊かな住まいになります。

狭小住宅でも、間取り図を大きく見ることで、隙間を見つけるようにデザインする。