20年先も恥ずかしくない住まいづくり

縦ハゼ葺きとガルバニウム鋼板、何がいい?メリットは?デメリットは?

縦ハゼ葺きという言葉は、みなさんにとってあまりなじみのない言葉なのではないでしょうか。
まずは縦ハゼ葺きについてご紹介しましょう。
ハゼというのは、板金で金属板をつなぐときの継ぎ目のことです。
その継ぎ目から、雨などの水が入らないよう、そのハゼを立てていることから縦ハゼといいます。ハゼの中に留めるための金物を入れて一緒に折り曲げることで漏水を防ぎます。板金を使った葺き方で、現在では最も流通しているガルバニウム鋼板を使うことが一般的になっております。

メリット・デメリット

先ほど話したように、縦ハゼ葺きに関しては、ガルバリウムという素材を使ったものがメジャーであります。
ガルバリウムとはアルミと亜鉛で鉄を守るようにして作られた素材のことです。
耐久性に優れていることがこの素材の大きなメリットです。
一昔前にはカラー鋼板(亜鉛めっき鋼板にカラー塗装したもの)が多く、価格は安価ですが、錆がつきやすいのが難点。
一方ガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺きを使うメリットとしてよくあげられるのが、

軽い、耐久性が高い、緩勾配にも対応できる、デザイン性、

といったところでしょう。逆にデメリットとしては、音が気になることがある、コスト的にカラー鋼板よりも高くなる場合がある、
地域・条件によって(特に塩害地域)では、さびが発生するのが早くなる、ということなどがあげられます。

また、鉄板であるがゆえに、大雨時の雨音がうるさく感じられることがあります。音が気になる場合はしっかり下地で音の処理をしてあげる必要があります。

さびが発生するのが早くなるというのは沿岸地域に住む場合や、もらい錆(濡れた金属をある素材の上に置いておくと上の金属の錆が下の素材に広がっている、ということがあります)など特に注意が必要です。

ガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺きの強み

安価な割に性能が高く、意匠性もよいということから、デメリットはあらゆる工夫で克服できるということも、ガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺きの大きな強みなのではないでしょうか。
色選びに関しては、銀色を使うと近所の人がまぶしい、と感じることもあるのでこちらも気を使う必要がありそうです。
とはいっても、ガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺きの外壁の家はデザインとしてとてもスタイリッシュに見えるし、
周りから見ても目を引きます。設計者と相談のうえ、デメリットを克服できるならぜひ使ってください。

ガルバリウム鋼板の注意点

下地のない箇所での、騒音
塩害地域のもらいさび
シルバー色などの光害問題
鋼板が故の、温熱問題