20年先も恥ずかしくない住まいづくり

25坪以下の小さな家にしたいと思っている人。

どんな間取りができるか。一般的な間取りを考えてみましょう。まず25坪前後の場合、家族構成は2人か3人が多くなります。

2人の場合、子供が巣立ったりして、ご夫婦以外同居する可能性が少ない場合。子供一人でご夫婦と言う場合が多いと思います。25坪と言うと、つまり50畳、畳の方が考えやすいですね。では、50畳から必要な部屋の大きさを差し引いてみます。

玄関+ホール 4畳 トイレ 1畳 浴室 2畳 洗面 2畳
キッチンダイニング 8畳 リビング  12畳 寝室  8畳 寝室 8畳

これらを合計すると45畳、廊下を含めると約50畳となります。単純計算で25坪の間取りは、このような規模になります。一般的な、間取りで言えば2LDKと呼ばれるものです。これは、本当に住むための必要な所要室の大きさで計算しただけであり、何かの設計の意図はありません。

もし小さい家でも中庭が欲しいと思った時、どうなるかシュミレーションしてみましょう。

上記の広さに対して、中庭を囲む通路分の広さ4畳程度が必要になります。そうしますと、27坪になり25坪以下では納まりません。25坪以下で納めるには、考え方の転換が必要になります。中庭が出来たので、その中庭も家族のだんらん、リビング的な扱いをする。だからリビングダイニングキッチンをひとくくりにして、16畳程度で納めてします。そのかわり、中庭は窓を開放すれば第二のリビングになる。

当初思っていた広さの考え方とは異なりますが、中庭をもう一つのリビングにすることで、25坪以下で部屋を構成することも可能になってきます。

平屋の家を25坪の間取りで、家族4人で住めますか?


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たとえばとある方はこう言います。『将来を考える』

「家族が4人で25坪だとしても、部屋をやみくもに作る意味はあるのか?子どもが成人すれば子どもたちは独立するし、そうしたら夫婦二人だけの家になる。子ども部屋を二つ作って夫婦の寝室も作って、和室も作って、…なんてしていたら、二人だけの家になった時持て余してしまう」
確かにリタイヤ後を考えると、部屋のほとんどは誰もいない空間になってしまいます。時折子どもが帰省したとしても、そこで何日も過ごすわけではありませんよね。そういうときこそ、リビングで孫も一緒に団らんしたいものです。

また別の意見もあります。『まとまって暮らす』

「家族間でプライバシーが必要になる関係なんて嫌だ。みんなでぎゅっと一緒に暮らす方が楽しくていい。だから個室をたくさん作るよりも、子どもたちが最低限一人になれる部屋を作るだけでいい
リビングに階段を作って家族間のコミュニケーションをはかる家づくりがなされていますが、その家では、そうでもしないとコミュニケーションが取りづらいという裏付けなのかもしれません。

たとえば、『だったら小屋裏を作る』

平屋に屋根裏部屋を作って子どもの部屋をそこに作ってあげるのもいいかもしれません。平屋は階段がないので、思ったよりも広く使えることも多いのです。階段は実はかなり場所をとったり、ほかの配置を左右したりするのです。
また、部屋数が少なければ、冷暖房費用などが安く済む場合も多いのです。

寝室は一つ、もう一室は、ほぼ客室のような扱いならばどうなるでしょう

確かにリタイヤ後を考えると、部屋のほとんどは誰もいない空間になってしまいます。時折子どもが帰省したとしても、そこで何日も過ごすわけではありませんよね。そういうときこそ、リビングで孫も一緒に団らんしたいものです。
寝室は一つで良いけれども、いざと言う時の為に、客室にしたいので、部屋はもう一つ欲しい。

良くあるご要望ですが、良く考えてみてください、もしその来客が年に一度来るか来ないかだったとしたらその為に部屋を準備しておく必要がありますか。365日優雅に使える方が良いという考え方もあります。一年に一度の為に客室は、ものすごく贅沢だと思います。少し前の住まいは人の往来がもっとたくさんありました。だから続き間、客間と言うものは有効に使われていました。炊事場は今ほど設備が整っていなかったので、やはり隠すものの一つでした。

しかしながら現代において、来客の頻度は少なくなっています。炊事場はキッチンとなり、様々な電気製品によりきれいに整理整頓され見せるキッチンになっています。

25坪の広さであるならば人の集まる場と言うものを兼ねさせる方が良いでしょう

LDKを20畳にして小上がりでも作ってあげて、仕切れば客室のように使ってあげた方が有効に暮らすことができます。

平屋の家を25坪の間取りのコストは?

やはりコストは気になります。まず二階建てに比べると平屋はコスト高になってしまいます。さらに、経験則になってしまいますが、坪数が大きい方が単価は安くなります。その理由としては、小さい家はロスが大きくなりがちです。また例えば、一日で10㎡進められる工事でも、小さい家だと5㎡しかなくても移動時間など考えると一日の作業量は掛かってしまいます。こうやって割高になりがちになります。感覚的には30坪の家くらいまでは多少なりとも割高感が感じられます。

まとめ  ポイントは

どんな設計でも25坪の大きさを物理的に大きくすることはできません。しかし大きく見せる事は可能です。特に平屋の場合は、階段室を設けなくて良いので、二階建てに比べて2坪程度、面積を有効に使う事が出来ます。一方部屋を区切ろうとすると、平屋の場合は廊下は長くなってしまうので、廊下をリビングと兼ねる事がポイントになってきます。客間は一室で作ることが難しいので、畳コーナーのような形でリビングの一角に設ける事が良いでしょう。

  • 玄関、廊下をリビングと一体にする
  • 小屋裏を使う
  • 客間は畳コーナーにする
  • 外構と一体にデザインする
  • 動線計画を単純にする