20年先も恥ずかしくない住まいづくり

エアコンの能力や容量は、~畳用できめると大きすぎるかも。

エアコンをつけようと思ったとき、どのエアコンにすればいいか迷うところです。最近は、価格に応じて多種多様な機能が付いたエアコンが多く販売されています。機能はそれぞれ違うので、まずはサイズ。一般にカタログに記載されている~畳用と書いてある容量のエアコンを選んで良いのでしょうか?

まずエアコンの効率はAPF『年間エネルギー効率』と呼ばれて、カタログに記載されている。これは簡単に言うと、1のエネルギーでどのくらい仕事をしてくれるかと言うイメージです。つまり、数値が大きい方が少ないエネルギーで沢山仕事をしてくれるという事なので省エネであります。少し前の機種ではCOPと言う数字で書かれていて暖房時と冷房時で分かれていました。これを年間にしたのがAPFです。なので、COPを見てもある程度把握できます。

エネルギー効率で見ると、自動車と同じ

APFで、各機種を確認すると、エアコンの能力が上がるほどAPFの数字は相対的に落ちてきます。自動車を考えるとわかりやすいのですが、軽自動車から大型車まで並べると、大型車の方が燃費が悪くなりますよね。軽自動車なんてとても燃費が良い車です。エアコンも同様になっていて、能力の小さいものほうが効率が良く、大きくなるにしたがって少しづつ悪くなります。例えば、街中をのろのろ運転する軽自動車と、ダンプでは、軽自動車の方が燃費がイイと言う感じです。ダンプには、ダンプの効率のよい仕事があります。ハイパワーで使うならば、能力の大きい方が良いかもしれませんが、いつもMAXで運転するわけではありません。エアコンに関しては、最も効率がよい大きさは2.5Kwで大体、6~7畳用のエアコンになります。

エアコンは、上手に空気の流れをつくってあげましょう。

エアコンはフル回転で運転しなようにする。ある程度大きな部屋の場合、一か所にエアコンを設置するという事は吹き出し口が一か所という事になります。これではなかなか空気が回り難い。効率を上げるならば、対角上にエアコンを設置しましょう。もし一台しか設置できないので有れば、サーキュレーターでも良いです。対角上に空気の流れを作ることで、1台でも効率よく室内を空調する事が出来ます。

家電量販店で買うようにエアコンを畳数選んではダメです

エアコンは、環境によって全く能力が異なります。西日が入るところや、断熱材が入って入なければもちろん負荷が異なります。それなのに畳数で選んだら、適正なエアコンの能力を選ぶ事ができません。そもそも、何畳用というのはどういった基準で畳数を決めているのか?

これはかなりあいまいで、断熱等級3程度の建物を想定しています。これはあまり断熱材が入っていない建物。ほぼ無断熱ののような建物で昭和55年以前の基準に近い程度の建物です。この建物は日本にまだ4割程度あると言われています。

つまり、断熱改修やリノベーション、新築の建物で、目安の~畳用エアコンを選べば、明らかにオーバースペック。使用時の効率低下を招く原因にもなってきます。さらに話すと、エアコンの目安はエアコン自体の性能の半分程度で記載ています。これは安全率を見ている事です。たとえば、食べ物の賞味期限を過ぎても実際は食べれるのような安全率のようなイメージです。二重の意味でオーバースペックになっているのが現状の選び方でしょう。更に家電量販店では、畳数よりもワンランク上のエアコンをススメされますが、むしろワンランク下でも十分だと思います。

まとめて見ましょう『少し専門的です』

・エアコンは畳数で選んではいけない
・西日の入る場所や断熱状態に関して、負荷は大きく異なります
・エアコンの性能表示に関して、畳数   能力[KW]  消費電力『W』

エアコンの見方

例えば
暖房時
6~7畳用  2.5KW[0.7~5.2]  415W【95~1360】
冷房時
6~9畳用  2.2KW『0.7~3.3』 405【95~405】

2.5と言うのは定格性能で中間値のこと
『』はエアコンはインバーター制御で動くので最小から最大までの数値
2500Wの暖房能力を消費電力415Wでひぱって来られるという事
つまり消費電力の6倍の熱量を室内にもたらすことができるという事です

エアコンの能力に関して

カタログの基準この数値は20年変わっていません。しかも最大能力は定格能力の倍以上もあります。かなり余力を残していることがわかります。今は通年消費効率という事でAPFを用います。冷房期間・暖房期間を通年で考え効率を算出します。しかしながら、車の燃費と同じでカタログ性能値の75%くらいと考えた方が良いです

エアコンの選定注意点

・断熱状態
・日射遮蔽状態
・気密状態
のこの三種類を加味すると一台でまかなえるほどの住宅も出てきます。エアコンの必要概算能力値を算出する必要があります
必要面積・C値・UA値・日射量・温度など考慮する必要があります