20年先も恥ずかしくない住まいづくり

長方形の間取りのメリット、デメリット。 奥行きを生かす

さて、今回は、長方形の住宅で、その形や広さを有効に活用した間取りをご提案したいと思います。

採光の工夫、西側に部屋が来てしまうと西日の影響を受けてしまう

長方形の住宅を作るとき、考えたいのは採光です。たとえば南北に長い住宅(=つまり東西が狭いというわけです)だと、もしこの住宅の南側に建物が立った場合、直接太陽の日差しが入らないかもしれませんよね。しかも南に面する面が少ないので、東向きの部屋、西向きの部屋が発生してしまいます。東向きはまだ良いのですが、
問題は西向きの部屋
どうしても環境の悪い部屋になってしまいます。多くの場合こちら側に子供部屋を配置してしまいますが、できれば主寝室のほうが良いでしょう。子供たちは、親よりも子供部屋にいる時間が長くなります。学校から帰って西日の入る部屋はあまり良いものではありません。

吹き抜けを設けるなどして室内窓を設置する

西日の入る部屋の採光は室内から確保するということも考慮してみましょう。せっかく日が差す南側を子供部屋や寝室など、誰かに限定した部屋に使うのはもったいないので、できれば家族みんなが過ごすLDKなどを南側の一番気持ちの良いところに持ってきて、吹き抜けを介して各部屋をつなげるのも大切なことです。
東南側だと朝から明るく、西日の影響も受けにくいのでおすすめです。

長方形の間取りだからこそ生まれる、奥行き間と広さの演出

また、長方形の間取りは奥行きができることがデメリットであり、メリットでもあります。それを利用して広い家に見せる工夫も十分にできるのです。ここでポイント。

細長く作るのであれば徹底する!!

長方形の間取りは細長くなるので距離感を演出することができます。感覚として、距離感を感じる部屋は実際の大きさよりも広く感じることができます。せっかくなのでこのメリットを使いましょう。ただし、玄関から奥まで見渡せるつくりはプライバシーを考慮して辞めておいたほうが良いという考えもありますが、割り切ってしまうことも必要です。

長方形の間取りのセオリー

階段を中心にして廊下を排除することが基本的なセオリーです。廊下を少なくして、余分なスペースをなくすことで各居室への導線が短くなります。

東玄関・西玄関からのアプローチ

そのためにも、玄関は東玄関か、西玄関にすると効率が良くなります。長方形の間取りのときは、なるべく、建物の中心から各居室へアプローチを考えます。東玄関の記事にも記載しましたが、玄関+トイレ+廊下+階段は同じグループになるので近い場所に設置されます。そうすれば部屋が向かい合う形になり、家族の気配を感じられる間取りにすることもできます。

あえて短手の南側に玄関を設置する。

どうしても短辺に玄関を設置すると、南側に玄関を設置する場合が多くなってしまいます。その場合、南側の開口部のとり方が難しくまた、プライバシーの計画も難しくなってしまいます。その場合は、南側に大きな吹き抜けを設け、玄関を含めたLDKの空間を構成すると、一味違ったプランを作ることがあります。長方形の間取りで、南玄関の場合は吹き抜けとセットで考えることも大切でしょう

家具の配置

長方形の家だと、家具の配置によって快適さも変わってきます。たとえばリビングとダイニングを分けて作ったとしても、短辺方向でテレビとソファを配置してしまうと、テレビとソファの距離が近すぎてしまうことも出てきます。
家具の配置でもかなり長方形の間取りの使い勝手は変わってきますので、そういったことも考慮に入れて考えてみてくださいね。

ドレスロッジは小さいことと心地よい距離感をデザインする調布設計事務所です、こういった普通でない間取りの設計も得意としています。可能であることの中で最適なデザインをご提案することを得意としています。ご不明なことなどあればこちらへお問い合わせください